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作曲者別

レリオ あるいは生への回帰 (ベルリオーズ)
   Lélio, ou Le retour à la vie (Berlioz)


作品紹介(レリオ あるいは生への回帰)

ベルリオーズの「幻想交響曲」は傑作としてこんなに有名なのに、その続編というか完結編というか、ベルリオーズ自らが「第一部、第二部として続けて演奏するように」と指示したレリオが、世界中からまったく無視されているという事実は、いったい何たることでしょう!?

・・・・しかし・・・、この作品のあまりの奇異さを知ると、俄かにナットクします。

全6曲構成の、5曲までは「語り手」(語るだけ。歌うのではない!)の俳優が舞台に立ち、オケ、独唱、合唱はカーテンの裏から演奏する、ってんだから!最後の最後になってやっと幕が開くんだと!

主人公の「レリオ」は当然ベルリオーズ自身。「幻想交響曲」で、女優ハリエット・スミッソンへのオタク&ストーカー的愛と破滅を描いた後、別の女性に婚約破棄されて逆上し彼女を殺そうと企てたいきさつを元に作ったのがこのレリオなのだそうです。

経緯も異様なら、その様式も音楽史上他に類を見ない独創的すぎる構成で、「・・・やっぱりベルリオーズって、”天才と○○は紙一重”の、○○の方?」と思ってしまいそうなんですが、しかし!!実際にこのレリオを聴いてみるとわかります。

曲の形式とか、演奏会の形態とか、既成概念を無視してまったく自由な音楽を創造するというのは、すごいエネルギー。あまりにも独創的すぎて、演奏されることは殆どないけれど、紛れもないベルリオーズの魂の歌。
気だるいフランス語の語りとシャンソン風の歌と、そして時々現れる幻想交響曲のモチーフが異様な美の世界を作っています。 確かに○○と紙一重ではあるけれど、でも、やはりベルリオーズは○○の方ではなく、天才の方だった!

日本ではコバケン(小林研一郎)がちゃんと語り付きで上演してるというから、さすが! もう一度やってくれたら、是非合唱で参加したいものです。

YouTubeに全曲あるので(音声のみ)、是非お聴きください。



お奨め動画(レリオ あるいは生への回帰)

(1)
指揮:コリン・デイヴィス、(テノール:ホセ・カレーラス、バリトン:トーマス・アレン)
カレーラスが意外にとてもハマってます。
ただし、残念なことに肝心の(?)俳優の「語り」が入っていないんですよね・・・
語りが入ってないと、全然普通の曲ぽくて、異様さがないのは残念です。

●第1曲 漁師 (テノール独唱) ホセ・カレーラス
最初のこの曲だけ、なんとピアノ伴奏で歌われるのです・・・



●第2曲 亡霊の合唱 (合唱)



●第3曲 山賊の歌 (バリトン+合唱)



●第4曲 幸福の歌 (テノール独唱) ホセ・カレーラス



●第5曲 エオリアン・ハープ



●第6曲 シェイクスピアの「テンペスト」にもとづく幻想曲 (合唱)



(2)
リッカルド・ムーティ版 これは語り付きです(かなり激しい語り!)
語り:ジェラール・ドゥパルデュー(フランスの俳優)



(3)
●第1曲、第4曲 ロベルト・アラーニャ
アラーニャは声質も情感もベルリオーズにピッタリです。




●おまけ ベルリオーズ レクイエム (死者のための大ミサ曲 "Grande Messe des morts" ) 全曲
指揮:コリン・デイヴィス、ロンドン交響楽団




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