ウェルテル お薦め動画(1)
ヨナス・カウフマン、 ニコライ・ゲッダ
以前は、このウェルテルはマイナーオペラのひとつだったのですが、最近ずいぶんとメジャーになりました。
主要オペラハウスのレパートリー演目になった感もあり、また2014年メトのライブHDでとりあげられたおかげで、広く知られるようにもなりました。
マイナーな頃からこのオペラを特に愛してきた私としては、嬉しいような、でもちょっと淋しくもあるような・・・
メトのライブHDのコンビ、ヨナス・カウフマンとソフィー・コッシュは、その前にパリオペラ座でもウェルテルを歌っていて、それもDVDになっています。
2人ともとてもハマり役で、ビジュアル的にもにピッタリ! この作品の抒情的、禁欲的な感じがよく出てています。
ソフィーはフランス人なのでフランス語が美しいし、ちょっと地味めな清楚な美しさがちょうど良い。お洋服や髪型も、とってもシャルロットらしくていいですね。
カウフマンはテノールにしては暗い声質で、高音が出るバリトンという気がするのですが、この憂鬱気質のウェルテルにはよく合っています。
シャルロットに出会って、その天使のような清らかさに衝撃を受ける姿が、初々しくてナイス!
しかし残念なことに、パリの動画がYouTubeから続々削除されてしまい、またメトのライブHDの動画も次々出るのですが、それも速攻で削除されるので、下記の動画も早晩消される可能性大です。
これほどメジャーな作品になる前は、私は大好きなニコライ・ゲッダとロベルト・アラーニャのCDを愛聴していました。この二人のウェルテルは最高ですので、是非そちらもお聴きください。(ゲッダは最下に、アラーニャは別ページに載せています) この2人って歌い方がとても似てることが多々あって、きっとアラーニャがゲッダをお手本にしてるんじゃないかな、というのが私の推測です。
→ ウェルテル 作品紹介・あらすじ
→ お薦め動画(2) ロベルト・アラーニャ(トリノ、ウィーン)
→ お薦め動画(3) ロベルト・アラーニャ(パリ)
(1)2010年 パリ・オペラ座 ヨナス・カウフマン、ソフィ・コッシュ
●”Reve, extase・・”
●オシアンの歌 Pourquoi me reveiller
いや〜この二人、本物のウェルテルとシャルロットに見えます!
※オシアンの詩の歌詞とカタカナ読み、訳を カラオケdeフランスオペラ のページに載せています。
(2)2014年 メトロポリタン歌劇場 ヨナス・カウフマン、ソフィ・コッシュ
●"Ô nature!"
(3)ニコライ・ゲッダ、ヴィクトリア・デ・ロス・アンへレスの名盤です
●オシアンの歌
●手紙の歌