ホフマン物語 お薦め動画
旧版:シューダンス版 (1981年 ROH)
ホフマン物語のおすすめ動画は、1981年 コヴェントガーデンの舞台(指揮:プレートル、演出:シュレジンジャー)。
シューダンス版(旧版)ではありますが、それを差し引いてもやっぱりこれが最高!という名演です。
豪華で絵のように美しく、温かみのある舞台も素晴らしいのですが、3人のヒロインのハマり具合ときたら!!
セッラ、バルツァ、コトルバスの3役はまさにドンピシャハマり役で、最高に豪華なプリマドンナの競演です。
セッラの超絶技巧のお人形の歌、バルツァの勝ち気っぷり、清楚で可憐な歌姫コトルバス・・・ 特にコトルバスは、もうこの世のベスト・アントニアではないでしょうか。
(清純な姿で死ぬまで絶唱する姿は何度見ても感動します! 鳥の歌声のように澄んだ愛くるしい声も奇跡的なほど、まさに歴史的名唱です!)
ホフマン役のドミンゴも、「ダメ男」ぶりがちょうどよく(本当に貧相な男が演じるとダメ男すぎてしまうので、堂々としたドミンゴくらいがちょうどよい)、二クラウスも愛らしいし、道化などの脇役たちもいい演技!
この作品の演出は、ともすれば奇をてらいすぎてグロテスクになったり、前衛的すぎて共感できなかったり、エロティックがすぎて下品になったり、ということがままあるのですが、この舞台は温かさと上品さに満ちているところが大大大好きです。
ただし、なにせ旧版なので、特に最初と最後がストーリー的に不完全な感はあります。
なので、その部分は、新版(ケイ版・エーザー版等)の別の動画を是非ご覧になってください。
→ 新版:エーザー版、ケイ版、ケイとケック版 お薦め動画
→ ホフマン物語 版の経緯(年譜)
→ ホフマン物語 版別曲目一覧
→ あらすじ・曲紹介
お薦め動画(シューダンス版)
●オランピアの幕、恋に落ちるホフマン 〜 二クラウスのクプレ
このクプレはエーザー版では違う曲に代わってますが、ケイ版ではまた元に戻っています(オッフェンバックが2曲作っているため)
●シャンソン・ド・オランピア(人形の歌) セッラの名演技、脇役も楽しい!
●ホフマンの舟歌(バルカロール) ヴェネチアの耽美的な演出が見事です。
※「ホフマンの舟歌」の歌詞とカタカナ読み、訳を カラオケdeフランスオペラ のページに載せています。
●ジュリエッタの幕、合唱つき6重唱
この曲はオッフェンバック作ではないため、新版で別のフィナーレに置き換わっていますが、このコンチェルターテも非常な名作であるため、残して歌われることも多くあります。
●アントニアの歌(きじ鳩は逃げた)
清純な愛らしいアントニアは最高です。
●アントニアとホフマン 愛の2重唱
●悪魔のささやき 〜 母の声 〜 アントニア絶唱 (←最高です!!)
●全曲はこちらから
また、新版にしかない歌は、是非こちらからご覧ください!!