オッフェンバックのその他のオペレッタ
Other operettas of Offenbach
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オッフェンバックは生涯になんと100作以上のオペレッタを作曲しており、専用の劇場を持ってパリ市民に熱狂的に支持され、19世紀のフランスを席巻しました。
ロッシーニはオッフェンバックを「シャンゼリゼのモーツァルト」と称しましたが、これは単に一斉を風靡した人気作曲家だったからだけではなく、美しい旋律が次々と湧き出でるように溢れる様が、「神が書かせた」モーツァルトを彷彿とさせたのだと思います。
しかもオッフェンバックのオペレッタは、ストーリー的には世相を風刺したパロディやバカ騒ぎが多いにも関わらず、音楽は生き生きと闊達で、時に神々しささえ感じるところもモーツァルトと共通します。
オッフェンバックは生まれはドイツ人ですが、フランスで活躍し後に帰化しており、その優美な旋律と軽妙さはとてもフランス的で、後のフランスのシャンソンやフレンチポップスにも受け継がれているように思います。
日本ではほとんど知られていない作品も、ヨーロッパでは今も様々なオペレッタが上演され、YouTubeに数多くの全曲版がアップされているので、どうぞお聴きください!
盗賊(山賊) Les Brigands
山賊の親分ファルサカッパが、マントヴァに嫁入りするスペインの王女が貰う結納金を横取りしようと、娘のフィオレラを王女に変装させて宮殿に乗り込むドタバタ喜劇。気っ風のいいフィオレラの歌が素敵です。
●1989年 リヨン歌劇場 (YouTubeで見る、をクリックしてご覧ください)
ラインの妖精 Die Rheinnixen (LES FÈES DU RHIN)
ドイツ語のリブレットで作曲された唯一のオペラです。序曲がホフマン物語の舟歌に転用されており、また同様に序曲の一部がジュリエッタの幕フィナーレに転用されています。
●序曲
●全曲(音声のみ)
二人の盲人 Les deux aveugles
1855年パリ万博時に上演され大ヒットとなった、オッフェンバック最初期の小品です。
●抜粋 1971年 Aimé Doniat、Joseph Peyron
●偽盲人の路上芸人の二人が歌う陽気なデュエット「ボレロ」。テノール同士の二重唱って滅多にないから、その点でも貴重かも。
※ボレロの歌詞と訳を マイナーアリアの対訳集 のページに載せています。
りんご娘 Pomme d'Api
2016年 フランコ・アメリカン・ボーカルアカデミー
ため息橋 Le Pont des Soupirs
1987年 Sieyes, Pisani, Cassard, Catala, Chevalier, Bisson. Burdekin
ファンタジオ Fantasio
●全曲 2017年 パリ・シャトレ座
●2000年 レンヌ・オペラ座 音声のみ
オックス博士 Le Docteur Ox
2003年 パリ 音声のみ
アルカザールの竜巻 Tromb-al-ca-zar, ou Les criminels dramatiques
(音声のみ)
市場の女商人たち Mesdames de la Halle
(音声のみ) マディ・メスプレ、ジャン=フィリップ・ラフォン、シャルル・ビュルル